【開催報告】「第8回日ASEANスポーツ高級実務者会合」および「第5回日ASEANスポーツ大臣会合」への参加

2025年12月3日

スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム（SFTC）事務局は、2025年10月15日～17日にベトナム・ハノイで開催された「第8回日ASEANスポーツ高級実務者会合」および「第5回日ASEANスポーツ大臣会合」に参加しました。
また、スポーツ庁およびベトナム総局共催の「ASEAN-Japan Sports Exchange 2025」にも出展しました。

■ 第8回日ASEANスポーツ高級実務者会合（2025年10月15日）

本会合では、前回の会合（タイ・チェンマイ）で採択された「チェンマイ宣言」に基づき、日本が中心となって実施してきた優先協力5分野（①体育教師の育成、②女性スポーツの推進、③障害者スポーツの推進、④アンチ・ドーピングに関する能力開発、⑤スポーツマネジメント）における取組の進捗状況が報告されました。SFTC事務局では、スポーツマネジメント分野において「スポーツ指導者育成システムの構築」を目指した取組として当事業にて実施した以下のプログラムの報告を行いました。

〇2024年度：「コーチ育成システム発展のための政策立案・能力開発を目的としたスタディツアー」
〇2025年度：「コーチ育成プログラムデザインのためのワークショップ」

また、これまでのプログラム参加者と再会することもでき、各国の進捗や今後の方向性についての意見交換を行いました。

第8回日ASEANスポーツ高級実務者会合

プログラム参加者およびASEAN事務局

■ 第5回日ASEANスポーツ大臣会合（2025年10月17日）

「チェンマイ宣言」に基づき、日本が中心となって実施してきた優先協力5分野の取組の報告が行われ、スポーツ庁からは、2025年度にSFTで実施した「コーチ育成プログラムデザインのためのワークショップ」の様子が動画で紹介されました。さらに、日本とASEAN加盟国とのスポーツ分野における連携を一層深化させ、ASEAN地域における持続可能な発展に貢献することを目的とした共同声明が採択されました。

第5回日ASEANスポーツ大臣会合

■ 「ASEAN-Japan Sports Exchange 2025」（第5回日ASEANスポーツ大臣会合併催展示会）

本会合に合わせ、日本とASEAN各国とのスポーツ産業連携促進を目的にスポーツ庁とベトナム総局の共催で開催された「ASEAN-Japan Sports Exchange 2025」にもブース出展しました。
日本からは当事務局も含め、9企業・団体が出展し、日本のスポーツ分野に関連した製品やサービス・取組などを紹介しました。
SFTC正会員でベトナムを拠点に活動する株式会社川崎フロンターレおよび株式会社エスアンドエフも出展しており、今後のベトナムにおける発展的な活動が期待されます。

河合純一スポーツ庁長官や他出展者との集合写真