SFT交流会2024(10/25)を開催しました

2024年10月25日

実施報告

スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム(以下、SFTC)では、2024年10月25日(金)にスポーツ国際交流・協力のアクターが集う「SFT交流会2024」を開催しました。
今回の交流会では、2025年に東京で開催される世界陸上やデフリンピック、2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア・アジアパラ競技大会、2027年にはワールドマスターズゲームズ2027関西大会など各大会における国内でのスポーツ国際交流や、各大会に向けた各国とのスポーツ国際協力の機運やニーズが高まっていることを受け、「国内で開催される国際スポーツイベントを契機とした多文化共生と地域活性化」をテーマとして開催しました。
当日はスポーツ国際交流・協力、スポーツ×多文化共生・地域活性化に関心があるスポーツ関連団体、NPO・NGO、地方公共団体や民間企業の方々など合計47団体70名を超える方々に参加いただき、同じ志を持った参加者による活発な交流が図ることができました。


【開催概要】
■テーマ:国内で開催される国際スポーツイベントを契機とした多文化共生と地域活性化
■日 時:2024年10月25日(金)14:00-18:00
■場 所:アーバンネット御堂筋ホール(大阪市中央区淡路町4-2-13/最寄駅:本町・淀屋橋)
■方 法:対面(入退室自由、参加費無料)
■対 象:スポーツ国際交流・協力やスポーツを通じた多文化共生・地域活性化に関心のある方
■チラシ:こちらからダウンロードください。
■プログラム:
第1部 | 14:00~15:00 | 関西で活躍する団体によるナレッジシェア
第2部 | 15:30~17:00 | 専門家やアスリートと共にパネルディスカッション
第3部 | 17:00~18:00 | SFT関係者による出展及びネットワーキングタイム


【プログラムレポート】
▶第1部:関西で活躍する団体によるナレッジシェア

第1部では、5名の方々をお招きし、国内外におけるスポーツを通じた多文化共生や地域活性化に関する取組をお話いただきました。
各団体より、国内外における実践的な取組や課題が共有され、参加者からは、「人と人とのつながりの大事さを学んだ。」「活動報告から良い刺激を得た。」「子どもの頃から多文化に触れさせる有効性とともに、その保護者へのアプローチが一層重要だと感じた。」などのコメントがあり、今後の活動に向けて有意義な時間となりました。

≪講義団体/登壇者(敬称略)≫

   
【スポーツを通した地域課題解決・地域活性化の「今」と未来                【大学における国内外の体育・スポーツ国際交流および 協力プログラムの事例】
~スポーツと社会の架け橋になる~】                                                                  立命館大学 スポーツ健康科学部 | 山平 芳美 准教授
株式会社ランブリッジ | 余吾 由太 代表取締役                                                

   
【日本とネパールをつなぐ協働の送りバント】                                                【在日外国人のスポーツ参加の実態とスポーツを通した多文化共生の取組み】
  特定非営利活動法人日本アジア球友団ラリグラス                                           一般社団法人国際交流スポーツ協会|黄 丹榛
  小林 洋平 会長                                                                                                      


【アシックスが目指すサスティナビリティの社会とRight To Playの取組み】
株式会社アシックス サスティナビリティ部 井上 聖子 部長

▶第2部:専門家やアスリートと共にパネルディスカッション

第2部では、「国際スポーツイベントにおける多文化共生や地域活性化への貢献の可能性とは」について、国際協力実践者、アスリート、専門家等を招いてパネルディスカッションを行いました。
参加者からは、「学術的なアプローチ、アスリートの考えなど普段は接することができない方々の知見を得ることができた。」「ルールを変えていい。スポーツが人に合わせていくという言葉がすごく印象に残っており、固定概念やリミッターを外すことがグローバルに活動する上では必要不可欠だと感じました。」等、実体験に基づくパネリストの話や意見を聞いて、今後の活動に繋がるヒントを得る事ができました。
途中、第1部で発表いただいた 株式会社ランブリッジとのコラボとして「ランブリッジカード」を用いたグループワークも実施し、斬新なアイデアやこれまでの取組をさらに発展させる案など、参加者と一緒にネクストアクションを考える時間となりました。

≪テーマ≫
国際スポーツイベントにおける多文化共生や地域活性化への貢献の可能性とは

≪モデレーター≫
●宮嶋 泰子 氏 | 一般社団法人カルティベータ代表理事(スポーツ文化ジャーナリスト)

≪パネリスト≫
●飯塚 翔太 選手 | ミズノ オリンピアン メダリスト(陸上短距離)
●遠藤 華英 氏  | 同志社大学 スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 助教
●二宮 雅也 氏  | 日本財団ボランティアセンター 参与・文教大学 教授
●髙橋 琢也 氏  | 愛知県アジア・アジアパラ競技大会推進局計画推進課 課長
●阿部 紘典 氏  | 名古屋市総務局アジア・アジアパラ競技大会推進部アジア・アジアパラ大会推進課 担当課長(企画調整)

(パネルディスカッションの様子)

   

(グループワークの様子)

   

▶第3部:SFT関係者による出展及びネットワーキングタイム

第3部では、スポーツ国際交流・協力を実践する団体や、国内で開催される国際スポーツイベントを主催する団体など10団体が出展し、参加者、登壇者、出展者がネットワーキングを実施しました。
参加者からは、「オンラインのみの繋がりの皆さんとライブでお話しでき、事後のやりとりにも繋がった」「学生ということもあり、たくさんの方々に関心を持っていただきました。その中で、私が所属する団体とのコラボを提案してくださった方がいて、とても嬉しかったです」「今後の連携の可能性を話すことができた」など、今後に繋がる交流が生まれました。
また、出展者側からも「イベントを通じて多くの方々と交流でき、今後、アフリカ×スポーツの取り組みを行う団体での小グループでのイベント・交流会なども企画していきたいと思っています」など、お互いにとって有意義な交流となりました。

(SFT関係者による出展及びネットワーキングタイムの様子)

   

≪出展団体≫(順不同)
(1)公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会
(2)公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会
(3)合同会社CHEZA
(4)特定非営利活動法人YTK Sports
(5)桃山学院教育大学
(6)一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)
(7)pa moja
(8)公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構
(9)特定非営利活動法人日本アジア球友団ラリグラス
(10)一般社団法人A-GOAL

▶SFT交流会2024を終えて

今回の交流会は、今後、国内で開催される様々な国際スポーツイベントの機会を活用したスポーツ国際交流・協力を推進するために、「国内で開催される国際スポーツイベントを契機とした多文化共生と地域活性化」というテーマにてプログラムを実施し、参加者と登壇者がともにネクストアクションを考える素晴らしい機会となりました。
SFTC事務局では、今後もスポーツを通じた国際交流・協力に取り組んでいる方、関心のある方が交流できる機会を設け、まだお会いできていない皆様とも直接お話しできることを楽しみにしております。SFTCへのご入会、SFTイベントへのご参加をお待ちしています。

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