ブラジル公教育への「柔道」導入プロジェクト
〜柔道指導者をブラジルに派遣し、サンパウロ州5都市にて学校柔道指導者講習会を実施〜

2018年3月6日

ニュースリリース

「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」※1 の一環として今年度からスタートした『ブラジル公教育への「柔道」導 入プロジェクト』として、本年 3 月に筑波大学から柔道指導者をブラジルに派遣し、サンパウロ州 5 都市において 学校柔道指導者講習会等を実施します。

<経緯>
2016年10月21日、文部科学省とブラジル連邦共和国スポーツ省が「リオ2016から東京2020」への継承を念頭に置いたスポーツ・体育教育分野での協力覚書を締結したことを機に、日本発祥の武道として広くブラジルで 普及している「柔道」の人間教育の側面に着目し、ブラジル側の意向を踏まえブラジル公教育への「柔道」導入 を支援することになりました。
その取り組みの手始めとして、昨年9月から約1か月間、ブラジルの柔道指導者7名を日本に招へいし、筑波大学を拠点に学校柔道指導者による柔道の講義及び実技を行いました。ブラジル柔道指導者は、学校柔道に おける心構えや生徒に対する指導方法等について学ぶとともに、柔道授業の見学、部活動や町道場の視察等を通じて、日本における学校体育柔道の現状や少年柔道の取り組みについて理解を深めました。

<柔道指導者派遣事業>
今般、招へい事業に続く事業として、関係機関(添付ファイル:別表1)が協力し、筑波大学から柔道指導者2名をブラジルに派遣(3/5-15)し、サンパウロ市を拠点に5都市において、学校柔道指導者を対象に柔道が有する教育的側面に関する講義や柔道の基本的技術・寝技・立ち技等の実技指導を実施します。また、各都市の学校等を訪問し、学校柔道の実態や柔道取り組み状況を視察するとともに、学校関係者、柔道関係者及び行政関係者と今後の柔道導入のあり方等について意見交換を行います。

【スケジュール】
3月 6日(火) サンパウロ到着
3月 7日(水) サンジョゼドスカンポス
3月 8日(木) モジダスクルーゼス
3月 9日(金) サントス
3月 10日(土) サンパウロ
3月 11日(日) バストス
3月 12日(月) サンパウロ
3月 13日(火) サンパウロ出発

※1 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラムとは
・ 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会開催国として、2014 年から2020 年までの7年間で、開発途上国 をはじめとする100カ国・1,000 万人以上を対象に、世界のよりよい未来のために、未来を担う若者をはじめ、あらゆる世代の人々にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていく取組。外務省とスポーツ庁が連携し日本国政府が主導するプログラム。
・ このプログラムを、日本国政府として着実に実施していくことは、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会 に向けた我が国の国際公約の一つ。
・ 行政機関、関係団体、大学等が保有している知見の交換、各機関の連携協力を促進し、国際社会にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていくことを目的に、スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム(SFTC)を形成している。

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