インドと連携したラグビーを通じたユースリーダーシップ育成プログラム「RUCK’ed」(2024)
■事業内容
日本ラグビーフットボール協会(JRFU)とマハラシュトラ州ラグビー協会(インド)によって実施される、日本とアジアにおけるラグビー界と社会における次世代のリーダー育成プログラム。
プログラムは、事前講義、インドでの活動、帰国後の個人プロジェクトの3部構成となっている。
事前講義では、オンラインと週末の対面セッションで、リーダーシップやマネジメント、スポーツとサステナビリティなどについて学びぶ。インドでの活動では、2月上旬からインドへ1週間渡航し、現地の環境NGOの視察や環境負荷の少ないセブンズの大会(Green 7’s Cup)の企画運営を通じて、ラグビーを通じた環境問題への取り組みについて、実践を通じて学ぶ。そして、帰国後の活動では参加者が学んだことを生かし、個人でプロジェクトを立ち上げ、実施し、インドから2名のユースリーダーが来日し、日本のラグビーの普及やラグビーを通じた社会課題への取り組みについて学ぶ。
参加者は25歳前後の世代を中心に、日本とインドから合計12名(各国6名の男女3名ずつ)で構成。
■事業実施経緯
JRFUでは、2011年から実施している「アジアン・スクラム・プロジェクト」の国際的なラグビーネットワークと、本年10月の「環境サステイナビリティ推進宣言」に基づいて実施されるプログラムとして、ユース世代を対象に、ラグビーを通じた環境問題への取り組み、国際的なリーダーシップ、マネジメントスキルを学び、各自のコミュニティでの実践活動、ひいてはスポーツによる社会課題解決に取り組むことができる人材育成を行うために、本事業を実施する。
■事業目的
多文化な環境でのリーダーシップやプロジェクトマネジメント、ラグビーを通じた社会課題への取り組み、とくに環境問題への取り組みについて学び、実践する力をつけることを目的とする。
■主な活動領域
スポーツを通じた環境保全(気候変動対策等)
■主な事業方法
人材育成
■事業成果
ユースリーダー12名の育成
インドにおけるGreen 7’s Cupの実施
■参加者や協力者の声
「この経験を通じて、ただ考えるだけでなく、実際に行動を起こすことの大切さを学びました。どんなに小さな一歩でも、それがやがて大きな変化につながることを実感し、変化を望むなら自分から動き出さなければならないと強く思いました。この学びと経験を胸に、次の一歩を踏み出し、自分のビジョンを形にしていきます。」(参加者)
■課題や教訓
参加者の事後プログラムのフォローアップ。大学や就職活動などある中で、参加者が実際にプロジェクトをどう続けていけるか、サポートを提供することが難しかった。
■事業関連WEBサイト