タイ健康・体育・レクリエーション協会年次報告会における基調講演
日本スポーツ振興センターはタイ、健康・体育・レクリエーション協会と連携し同協会の年次報告会にて基調講演を実施しました。スピーカーとして筑波大学体育系より長谷川悦示准教授をお招きし、日本の学校体育やITを活用した体育授業の評価システムについて紹介しました。
講演では、まず「質の高い体育授業(Quality Physical Education)」について日本の考え方が説明され、一つの体育授業の映像視聴をもとに、授業を省察するための3つの視点と、体育教師が備えるべき知識・技術について解説が行われました。その上で筑波大学が導入しているe-Learning授業評価システムを使った体育模擬授業と組織的観察法が述べられ、さらに「Lesson Study Analyst」授業分析アプリを使った実際の体育授業研究について紹介されました。
e-Learning授業評価システムについての詳細はこちら
http://utpe.tsukubauniv.jp/
参加者からのコメント :
・講演司会者からは、タイの優れた体育授業を考える必要性と認知学習を適切に設定することの必要性がコメントされた。 ・講演後には、カセサート大学の教授からASEAN諸国との共同研究にe-Learning授業評価システムを導入したいという申し入れがあった。
- 実施期間
- 2017年6月7日〜10日
- 実施エリア
- タイ・ハットヤイ
- スポーツ種目/プログラム種別
- 学校体育
- 実施組織
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター
- 支援先
- タイ健康・体育・レクリエーション協会
- 協同組織
- 筑波大学
- 支援対象者数
- 15,825人