カンボジアにおける体育支援活動 (2025)
■事業内容
カンボジアの農村部の小学校に赴き、小学校教員養成学校の学生と一緒に、体育授業の実践をおこなう。また、体育科教育の振興に寄与するため、体育授業に関する教材の作成とSNSを利用した体育実技の動画を配信する。
■事業実施経緯
カンボジアの小学校では学習指導要領にて体育授業が必修と定められているが、多くの小学校で実施されていないケースが見受けられた。そこで体育教材の支援や授業方法の紹介、また、小学校教員養成学校の生徒に単元等の情報提供をするようになった。
■事業目的
カンボジアの小学校の児童に身体を動かす楽しさを知ってもらったり、仲間と協力したり、競ったりする面白さを発見できるような活動を提供する。また、現地の小学校教員養成学校の学生に、体育単元を紹介し、体育授業を実践できる人材育成の一助となる活動をする。
■主な活動領域
スポーツを通じた教育
■主な事業方法
イベント・大会開催支援
■事業成果
小学校教員養成学校および小学校4校に、玉入れの4セット(玉960個、ポール付き篭8個)、綱引き用の綱4本、折り紙メダル約600個、ボール16個、縄跳び16本などを寄付。また、小学校教員養成学校には、実施した授業単元の指導案と解説用の動画を配信。
■参加者や協力者の声
プルックスバイ小学校NiiNii先生:「日本人とカンボジア人の学生が協力して私の学校で体育授業をしてくれました。子供たちも外国人と一緒に運動ができて楽しんでいました。また、次回も来てほしいと思います」
■課題や教訓
体育の授業中、複数学年を同時に実施したため、ある学年の待ち時間が増えるなど暇を持て余す児童がいた。次回は複数学年が同時展開で、休むことなく授業に参加できるような工夫が必要と考える。
■事業関連WEBサイト
- 実施期間
- 2025年2月13日~2025年2月24日
- 実施エリア
- カンボジア
- スポーツ種目/プログラム種別
- 体育授業における様々な単元
- 実施組織
- 国際武道大学
- 協同組織
- 勝浦市内の小・中学校(5校) プレア・シハヌーク州小学校教員養成校、他小学校4校
- 支援対象者数
- カンボジア:660名 日本:8名


