第1回アジア甲子園大会2024 in インドネシア (2024)
■事業内容
インドネシア・ジャカルタのGBKスタジアムにて5日間にわたり試合を開催。14~18歳の選手で構成されたインドネシア州対抗8チームが、日本の甲子園を彷彿とさせるアジアNo.1の学生野球大会を目指して集まりました。
日本からは審判団やトレーナー・コーチ(兼日本代表選手)が指導と交流を行い、さらに応援団として吹奏楽やチアリーダーが参加し、甲子園さながらの熱気あふれる雰囲気を演出しました。
■事業実施経緯
将来の日本のプロ野球人材を発掘・育成するための教育活動の一環として、本事業は、日本の甲子園文化を東南アジアへと輸出し、“甲子園ムーブメント”の創出を目指して企画されました。現地の野球クラブであるGaruda Baseball Softball Clubと協力体制を築き、2024年12月にインドネシア・ジャカルタにて第1回大会の開催へと至りました。
■事業目的
1.日本の甲子園ブランドをアジアに輸出する
2.野球を通じた国際交流の機会を創る
■主な活動領域
スポーツの普及
■主な事業方法
イベント・大会開催支援
■事業成果
初回大会は盛況のうちに成功を収め、決勝戦が行われた最終日には、収容人数2,000人の会場が満員となりました。
全8チームでのトーナメント試合と決勝戦に加え、「インドネシア選手 All Star 対 元甲子園球児 日本代表」によるエキシビションマッチも実施され、会場は大いに盛り上がりました。
また、大会運営を通じて、野球の技術や情熱だけでなく、日本式野球が大切にする“礼儀・礼節”といった人間的成長を促す文化も現地の選手たちに伝わり、技術面のみならず意識面でも大きな成長が見られました。
■参加者や協力者の声
インドネシアの子供たちからの声:日本の甲子園を見たことはないが、想像以上に運営団体、日本人の皆さんが盛大に盛り上げてくれたこと、メディアの数、テレビ放送、アフターパーティでは今までに感じたことのないお祝いをしてくれたことにびっくりしている。私たちが想像する以上に甲子園というコンテンツが日本の象徴的なコンテンツであることを実感し、来年以降も楽しみである。
日本人参加者からの声:日本人が当たり前に目にする甲子園を、インドネシアの子供たち、また観戦する大人たちに知ってもらえたことが嬉しい。この取り組みを通じて、より日本のプレゼンスを発揮できること、国を超えた繋がりを甲子園で生み出せることを期待している。
日本人観戦者からの声:大人になってから仕事や日常で感動することはほぼないが、吹奏楽、チアリーダー、日本の元甲子園球児がインドネシアチームと全力で戦う姿を観戦し、「日本の甲子園がインドネシアで行われている」と鳥肌が立ち、涙が出てきた。歴史的にも大きな1歩を歩んだ瞬間を見れたことに感動し、今後も盛り上がっていくことを期待している。
■課題や教訓
5日間の大会実施を通じて、総勢2,000名の観戦者が球場に訪れ、第1回大会としては盛大な盛り上がりを見せた。ただ、メディア露出という意味では、8割が日本向け、2割がインドネシアということもあり、”甲子園”という名前を想起した盛り上がりを見せるには、現地にはハードルがあることを再認識しました。より甲子園という大会に興味持つためには、お祭り好きなインドネシア人向けに「参加・観戦したいイベント」という位置づけを植え付け、より多くの来場者を来年以降も獲得することが課題です。
■事業関連WEBサイト
大会概要ホームページ:https://event.nbacademy.jp/asiakoshien2024
アジア甲子園大会Instagram:https://www.instagram.com/asiakoshien/
一般社団法人NB.ACADEMYInstagram:https://www.instagram.com/nb.academy2022/
代表理事・柴田章吾Instagram:https://www.instagram.com/s_shogo0413/
- 実施期間
- 2024年12月17日~2024年12月21日
- 実施エリア
- インドネシア
- スポーツ種目/プログラム種別
- 野球
- 実施組織
- 一般社団法人NB.ACADEMY
- 協同組織
- Garuda Baseball Softball Club、KONI(インドネシア国家スポーツ委員会)、PERBASASI(インドネシア野球連盟)、 在インドネシア日本国大使館
- 支援対象者数
- インドネシア:1,860名 日本:300名



