ネパール・マラウイの子どもたちとのグローカル交流プログラム (2024)
■事業内容
ネパールから小学生2名と先生1名、マラウイから中学生2名と先生2名を日本に招聘。菊川市の小学校を訪問し、体育の授業にも参加。交流の一環として、一緒に身体を動かすことで、言語や文化を越えた相互理解が生まれた。また、ネパールの児童が特技である空手を披露し、日本の児童からも大きな拍手が送られた。
■事業実施経緯
公益財団法人 関西・大阪21世紀協会の支援を受け、Colorbathが行うネパール・マラウイとの国際教育交流の一環として実施。現地の子どもたちを日本に招き、共生社会への理解を深める取り組みとして構想・実現した。
■事業目的
異文化理解と国際的な友情の醸成。子どもたちに「地球市民」としての視点を育むこと。
■主な活動領域
スポーツを通じた教育
■主な事業方法
イベント・大会開催支援
■事業成果
体育の時間を共にすることで、言語を越えた非言語コミュニケーションが自然に生まれた。
子どもたちはスポーツを通じてすぐに打ち解け、互いの違いを理解し合う姿が見られた。
空手の披露を通して、日本文化をネパールの子どもが再発見・発信する経験となり、観ていた児童たちにも新鮮な驚きと感動があった。
招聘された児童・生徒は、日本の体育の進め方(ルール・協力・安全管理)に興味をもち、自国との違いを感じながら積極的に参加した。
■参加者や協力者の声
「ことばが通じなくても、ボールがあればすぐに友だちになれた」(日本の小学生)
「ネパールで練習していた空手を日本の学校で披露できて、とても誇らしかった」(ネパールの児童)
「体育の時間に一緒に運動することで、笑顔が自然に生まれた。これがスポーツの力だと思った」(マラウイの先生)
「日本の子どもたちの礼儀正しさや、準備運動への取り組み方が印象的だった」(ネパールの先生)
■課題や教訓
交流前に、子どもたち同士が体を使ったコミュニケーションに慣れる時間を設けることで、より円滑に交流できると感じた。
体育のルールや指導法が国によって異なるため、事前に通訳や図解等での説明準備があるとより深い学びにつながる。
気温や暑さに配慮し、水分補給や休憩の声かけが国際交流の場では特に重要である。
■事業関連WEBサイト
- 実施期間
- 2024年7月1日~2025年3月31日
- 実施エリア
- 日本
- スポーツ種目/プログラム種別
- 陸上(日本の小学校における体育科の授業)
- 実施組織
- NPO法人Colorbath
- 協同組織
- 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会
- 支援対象者数
- 日本:400名 ネパール:303名 マラウイ:204名

