対ベトナム社会主義共和国 『初等義務教育・ミズノヘキサスロン運動プログラム』導入普及促進事業 (2023)
■事業内容
ベトナム教育訓練省との交渉、指導者育成、パイロット校における実証等を通じ、「ミズノヘキサスロン」をベトナム全公立小学校へ導入することを目指す。これにより、体育の授業時数が限られ、「走る」「跳ぶ」「投げる」などの運動要素が少ないベトナムの体育授業の課題を改善する。そして、運動することの楽しさと喜びを提供し、肥満に代表される健康課題の解決、健康増進に寄与することを目指す。
■事業実施経緯
2015年より日本人トレーナーを現地に派遣し、ワークショップを通じて、現地小学校の課外授業でヘキサスロンプログラムを推進してきた。全国展開を目標にしていたが、コロナ禍によりワークショップは規模を縮小せざるを得ない状態に陥っていた。その一方、ベトナム教育訓練省とは交渉を継続し、2023年10月の義務教育導入に向けての協力覚書締結を契機に、今後ベトナム体育教師への研修トレーニングを重ねて、現地での導入を再加速させようとしている。
■事業目的
ヘキサスロンプログラムをベトナム全土の公立小学校に導入し、すべての子どもたちに対して、運動をすることの楽しさと喜びを提供、ひいてはベトナム国民の健やかな生活、さらなる日越関係の友好に資すること。
■事業成果
・22年6月にグエン・スアン・フック国家主席から弊社社長に、過去のベトナムでのヘキサスロン運動プログラム普及活動に対しての、特別感謝状が授与された。
・23年10月にベトナム初等教育訓練省と弊社の間で、ヘキサスロンプログラムをベトナムの小学校の義務教育に導入することを目指し、再度協力覚書を締結した。
・24年1月以降ミズノヘキサスロン理論をベトナム体育教育関連の識者に公開し、理論の細部までを理解をしてもらった上で、義務教育導入に向けての現地での課題と対策を議論した。
■参加者や協力者の声
情報の再取得が困難なため記入なし
■課題や教訓
・ヘキサスロンプログラムの現地義務教育への導入に向け、大規模で信憑性の高い実証実験に裏打ちされた科学的根拠の確立
・迅速かつ効果的に、Online & Offlineでベトナム全国の体育教師にヘキサスロンへの理解度を高めるトレーニング方法の発案
■主な活動領域・事業方法
体育科教育、カリキュラム策定支援
■事業関連WEBサイト
- 実施期間
- 2022年4月1日~2024年3月31日
- 実施エリア
- ベトナム
- スポーツ種目/プログラム種別
- “日本型体育授業”としての「ミズノヘキサスロン運動プログラム」
- 実施組織
- ミズノ株式会社
- 協同組織
- <ベトナム> 教育訓練省/体育局、初等教育局、物質施設局、国際協力局 教育科学研究所/体育研究室 各省教育訓練局 <日本> 文部科学省、スポーツ庁、日本スポーツ振興センター 経済産業省、ジェトロ 外務省、在ベトナム・日本国大使館 株式会社セルフウイング NV & Bridgeコンサルティング 日本国際学校
- 支援対象者数
- ベトナム:30名