SMBP2023 – フィリピン・スラム街の子どもたちに向けた野球を通じた進学支援 – (2023)

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■事業内容

Smokey Mountain Baseball Project(通称:SMBP)は、フィリピン・マニラにあるスラム街のトンド地区における野球を通じた活動。
2012年から継続して年1回、日本プロ野球名球会に所属している元プロ野球選手たちや日本からのボランティアがマニラを訪問し、野球教室や交流会を実施。

■事業実施経緯

2012年よりJCI 東京が実施していた事業を2019年から弊団体が移管され、企画・運営を行うことになった。今回は長かったコロナ禍を乗り越えて久しぶりに現地対面での交流を行うことができた。

■事業目的

・野球を通じた進学支援活動
・野球を通じた就職支援活動
※フィリピンにおける野球は貧困地域の子どもたちにとって奨学金を獲得して進学ができるスポーツで、貧困地域の家庭が現状の生活を脱却するには彼らに物資を渡すだけではなく、重要なことは貧しさから脱却するための手段を知ることや機会を得ること、また、生きる希望や夢を持ってもらうこと。

■事業成果

今回は日本人ボランティア30名(うち元プロ野球選手7名)と共に、現地の270名の子どもたちに向けてイベントを実施。スペシャルゲストとして、名球会よりアレックス・ラミレス氏(元DeNAベイスターズ監督、名球会殿堂入り)に来ていただき、本格的なプログラムで子どもたちに指導することができた。
また、2023年1月時点で合計101人のSMBP卒業生が野球を通じて奨学金を獲得し進学することができている。

■参加者や協力者の声

「限りある時間ではあったが、スポーツを通じて現地の子どもたちと交流することができて、まっすぐな姿勢や日頃育った環境を感じさせないパワフルさを感じ、なかなか日本では感じられない感情や気づきを得られた。」(日本からのボランティア参加者)
「フィリピン在住者として、フィリピンの子どもたちに新しい可能性を見せるような活動に関われて光栄でした」(フィリピン在住ボランティア参加者)

■課題や教訓

本活動を継続して実施できるようサポートしてくださる方や資金面の確保。

■主な活動領域・事業方法

スポーツを通じた貧困対策、イベント・大会開催支援

■事業関連WEBサイト

https://nbacademy.jp/smbp/index.html

実施期間
2023年6月9日~2023年6月11日
実施エリア
フィリピン
スポーツ種目/プログラム種別
野球
実施組織
一般社団法人NB.ACADEMY
協同組織
一般社団法人日本プロ野球名球会、JCI Manila
支援対象者数
フィリピン278名、日本:16名
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