精神障害者フットボールに関するIF設立準備会合
■事業内容
精神障がい者スポーツに関する国際的な普及、発展は身体・知的障害のそれと比し大きく遅れている。これまで数か国の中で作られていた委員会を発展させ、精神障がいで初めてのIF設立を進める。
■事業実施経緯
2016年に第1回精神障がい者フットボール国際大会が開催された。この時に、フットボールを通じた精神障がい者スポーツの国際的な普及発展を目的に精神障害者フットボール国際委員会(IFCMH)が設立された。これを発展させ、国内外での普及を促進するために、IFの設立が必要と考え、準備を行っている。
■事業目的
各大陸での精神障がい者スポーツの普及発展およびそれを通じて世界的に精神障がい者への理解を促進し、偏見を解消すること。
■事業成果
2016年、1回目の国際大会(大阪)は3か国、2018年、2回目の国際大会(ローマ)は9か国が参加している。2020年にペルーで開催予定であった31回目の国際大会はCovid-19拡大で中止となっている。
■参加者や協力者の声
IF設立の趣旨については賛成。しかし設立や維持にかかわる費用の捻出が難しい国、団体が多い。
■課題や教訓
各大陸、各国で精神障がい者の定義、社会政策に大きな違いがある。また、スポーツ普及についても組織化の程度が大きく異なる。各国のニーズに合わせた組織化支援が課題である。
■主な活動領域・事業方法
スポーツを通じた社会的統合(人権の強化・保護に基づく)、人材育成
■事業関連WEBサイト
https://www.dreamworldcup.net/road-to-peru/international-football-committee-on-mental-health/
- 実施期間
- 2022年4月1日~2024年3月31日(継続中)
- 実施エリア
- ヨーロッパ・南米・アジア・アフリカ
- スポーツ種目/プログラム種別
- サッカー、ソーシャルフットボール
- 実施組織
- 精神障害者フットボール国際委員会(IFCMH) 日本ソーシャルフットボール協会
- 協同組織
- Parafootball財団、日本障がい者サッカー連盟
- 支援対象者数
- イギリス:6名、イタリア:22名、デンマーク6名、ペルー11名、アルゼンチン:6名、スペイン11名、日本2名