スポーツを通じた国際交流プログラム (2024)

スポーツを通じた国際交流プログラム (2024)1
スポーツを通じた国際交流プログラム (2024)2

■事業内容

S.C.P. Japanは、「筑波大学・TIAS2.0」「GLOBALTREE・ハッピーライフケア株式会社/ハッピーホールディングス株式会社」と共に、障がいのある子どもたちに「スポーツを通じた国際交流プログラム」を計6回実施した。

■事業実施経緯

GLOBAL TREEとのアライアンスパートナーシップの一環としての新しい取り組み。

■事業目的

1)多様性を尊重するインクルーシブな社会に向けて、他者と積極的に、対話的に関われる人が育つこと
2)障がいのある子どもたちへ、多様性を尊重し包括的な体験の機会を提供すること
3)国際交流を通じて新たな視野を広げ、互いの文化や考え方を理解し合う機会を得ること

■主な活動領域

スポーツを通じた教育

■主な事業方法

プログラムの実施

■事業成果

・企業・団体・大学の三者による連携を通じて、お互いの強みを活かし、他地域にも展開可能な好事例を創出することができた。
・チームビルディングや協力型・対戦型ゲームを組み合わせたアクティビティの実施により、参加者と留学生との間の交流が効果的に促進された。
・チームで戦略や戦術を考える時間を設けたことで、参加者の子どもたちが自己や仲間の考えを多様なコミュニケーション手段を用いて伝え合う様子が多く見られた。
・「Box of Feeling(プログラムの最後に、子どもたちに今の感情を表現してもらう取り組み)」や、コミュニケーションカードを活用したことで、参加者自身がコミュニケーションの多様性について理解を深めるとともに、スタッフにとっても子どもたちの気持ちやニーズを理解する手がかりとなった。

■参加者や協力者の声

<参加者の子どもの声>
・色んな外国人の先生と話せて楽しかった。
・初めて会ってから仲良くなるまで一生懸命話してくれたこと。
<TIAS2.0>
・参加をする子どもたちの理解をするために、活動前に店舗見学をできたのが良かった。そうした参加者理解・ニーズを深める時間をもう少し取れたらより良くなると思う。
・英語だけでなく、簡単な日本語の単語や動物などの喩えを交えながら進行したことが、子ども達にとって良かったと思う。結果として子どもたちの英語スキルも少しずつ向上していた。
<GLOBALTREE スタッフ>
・英語は恥ずかしい、知らない人と話すの恥ずかしい、などという声もあったが、運動やスポーツであったことのおかげでそれらの緊張が自然にほぐれていた。

■課題や教訓

・目的と育成したいスキルの明確化が必要:活動を通じて育成したいスキル(運動・社会・英語など)の優先順位が少し不十分で、プログラム設計に迷いが生じた。今後は、対象とするスキルを明確にし、それに基づく活動内容の設計が求められる。
・参加動機づけや振り返りの工夫:子どもたちの中には、活動を通じて「次までに英単語を覚えたい」といった自発的な目標をもつ姿も見られた。今後はこうした内発的動機を引き出すような工夫や、継続的な振り返りの仕組みを取り入れていくことが期待される。
・環境面への配慮不足(暑さ・移動):夏季開催では熱中症の懸念があり、実施場所や時期についての再検討が必要。特に、移動距離が長かったという子どもの声もあり、今後は子どもの負担軽減を重視した環境設定が求められる。

■事業関連WEBサイト

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000080309.html

実施期間
2024年7月20日~2024年11月9日
実施エリア
日本・茨城県、栃木県
スポーツ種目/プログラム種別
サッカー、バレー、フリスビーを使った遊び、フットホッケー、運動遊び・鬼ごっこ、ドッジボール など
実施組織
一般社団法人S.C.P. Japan
協同組織
筑波大学・TIAS2.0、GLOBALTREE・ハッピーライフケア株式会社/ハッピーホールディングス株式会社
支援対象者数
日本:107名 メキシコ:2名 ブラジル:2名 チリ:1名
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