体操発展途上国である南アフリカに対する日本の体操環境の視察および選手・コーチへの指導を目的に南アフリカ体操連盟より男子体操チームを招待しました。 アフリカの中では強豪国であり、オリンピックに一番近いと言える。日本の力でアフリカ全体の体操界を盛り上げることを目標としています。

・練習時間：午前9:30～11:30、午後 14:00～17:00
・練習内容：以下のとおり
【午前中】体操選手の特異性を考慮した柔軟およびウォーミングアップ（30 分）、基本技の練習（30
分）、あん馬、平行棒の技術習得（各 30 分、合計60分）
【午後】ウォーミングアップ（３0 分）、タンブリングトランポリン（20 分）、ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の技術習得（120 分/各日に種目を 4～6 種目を選択して）、クールダウン（10分）
※体操競技のスポーツ特性（特異性）に合ったウォーミングアップ、身体づくりおよび柔軟性の向上を
指導し、またタンブリングトランポリンを使った基本技術の習得を行いました。
※3 月にアフリカ選手権大会を控えているようで、試合に向けた練習方法について助言しました。
※新たに取り組んでいる技、これまで取り組んでいた技についての技術指導や助言等を行いました。
これまで指導を続けてきた方法論をうまく積み重ねて練習を実施していた。また、今回の合宿では、
以前に比べてかなり技術的に向上をしている事がうかがえました。
今後は、競技会に向けた段階的な準備を行う練習方法を具体的に提示できるようにしたいと感じ
ました。その際、現在適用されている採点規則を熟知しながら演技構成を考えていく事が必要です。
同時に、少しでも得点を積み上げられるように、演技全体において、Eスコアの向上を図り、演技全体をまとめる力が必要となります。また、大過失をしない演技構成の構築を図ることも必要です。
今回の練習では、基本的な技だけでなく、難度の高い技も習得している事が分かり、今後のさらなる
競技力の向上が楽しみです。